新型コロナワクチン2回接種しました。

ファイザー社の新型コロナワクチンを2回接種完了しましたので、自分の経過を報告します。

3週間前に1回目は接種しました。三角筋部に筋注ですが、注射時の痛みはほとんどありませんでした。インフルエンザワクチンの皮下注射時の痛みより全然楽です。その後、15分間会場で経過観察です。アナフィラキシーが起きないかどうか、緊急対応できる場所で待機です。何も問題なかったので、その日は帰宅です。17時に注射を打ちましたが、夜就寝前に注射部位にやや痛みを感じました。翌朝起床すると、注射部位に筋肉痛様の痛みが増強していました。腕を挙げようとすると痛みが増強します。皮膚が赤くなったりはなかったですが、その日は痛みが続き、倦怠感も感じましたので、ほぼ自宅で過ごしました。この筋肉痛様の痛みは多くの方に出現することがわかっていますので、注射は、必ず利き手の反対側にしてください。この痛みは1日で自然に消失し、2日目以降は何の問題もありませんでした。

3週間後、2回目の接種です。1回目と同様に、利き手の反対側の三角筋に筋肉注射です。2回目は、1回目に比べ副反応が強くでることがわかっています。そのため、事前に病院から解熱鎮痛剤(カロナール:アセトアミノフェン)が処方されました。副反応は、発熱・倦怠感を自覚することが多く、発熱(37.5℃以上)は日本国内の治験で32.8%以上の方に出現しています。

2回目の翌日、1回目と同様に注射部の筋肉痛様の痛みが出現しました。これは経験済でしたので同じだなと思いましたが、注射後18時間後から寒気が出現してきました。1時間ほど続き、やはりその後発熱、38.3℃まで上昇しました。熱が出ることはここ数年なかったので、かなりの倦怠感を感じ、横になっていました。昼食後、カロナール(200mg、2錠)を内服しました。1時間後に解熱し始め、夕方には倦怠感や注射部位の痛みも改善傾向で、夕食時には平熱になっていました。

接種後2日目は、接種部位の痛みは軽度残存する程度でしたが、注射側の腋窩部の痛みが出現しました。その痛みも3日目には改善しましたので、腋窩リンパ節の反応性と考えました。

2回目接種後の副反応の体験から、接種翌日の仕事は困難かと思いますし、事前のカロナールの処方は有効と感じました。

つまり、接種翌日に休みを取得できる体制や、同じ職場の方は分散して接種する必要があると感じました。

また、65歳以上では発熱は9%との報告がありますが、独居の方や高齢夫婦が家庭内で同日に発熱した時の対応に関しても心配ですね。

各務原市ではまだ医療従事者も接種が進んでいませんが、当院スタッフの接種時の休み等のスケジュール、その後の当院かかりつけ患者の個別接種時の説明、副反応のフォローに関しても安心して接種できるように要検討です。

明日は、新二宮医院の新規スタッフの顔あわせです。制服は気に入ってくれるかな。